兵庫県の木の専門店 株式会社宮下木材

公式ブログ - Part 6

2023/08/28

ひのきのまな板の使い方(おていれ)|兵庫県産木材

桧(ひのき)のまないたの使い方(お手入れ)、注意点(デメリット)をここで、ご紹介いたします。

株式会社宮下木材では、兵庫県産木材の端材でつくったひのきのまな板の販売をしております。そこで、ひのきのまないたの使い方や、注意事項、他にはどんな素材のまな板があるのだろなど、まな板のいろいろをご紹介いたします。

ひのきのまないたの利点(メリット):

耐久性と耐水性: ひのきは非常に耐久性があり、水に強いため、長期間使えます。そのため、料理の準備やカッティングボードとしても優れています。

刃物への優しさ: ひのきのまないたは刃物に優しい素材です。その柔らかさと均一な木目のため、刃物の刃を鈍らせにくく、包丁の寿命を延ばします。

抗菌性: ひのきには天然の抗菌性があり、細菌の増殖を抑えるのに役立ちます。これは食品の安全性を保つのに役立ちます。

見た目と感触: ひのきのまないたは美しい木目と滑らかな質感を持っており、キッチンに自然な温かみを加えます。また、刃物の使い心地も良く、調理の楽しみを高めます。

ひのきのまないたの注意事項(ひのき、桧、檜のまないたデメリット):

手入れが必要: ひのきのまないたは定期的な手入れが必要です。使い終わったら、すぐに洗浄し、乾かすことが大切です。また、定期的に木製まな板用の油を塗布して保護することも忘れずに行いましょう。まな板が反った場合は、濡らしたフキンで覆い、重しをして一晩置きますと平らに戻ります。

切り傷やシミに注意: ひのきまないたは柔らかいため、切り傷やシミができやすいです。魚や肉を切るときは特に注意が必要です。シミができた場合は、重曹やレモン汁を使って取り除くことができます。

異なる食材用途の分離: 生肉、魚、野菜などの異なる食材のカットには別々のまな板を使用し、クロスコンタミネーション(交差汚染)を防ぎましょう。

長時間水に浸けない: ひのきのまないたを長時間水に浸けたり、食器洗い機で洗わないでください。これは木材を劣化させ、ひび割れや反りを引き起こす可能性があります。

ヤニが出る:ひのきですので、ヤニが出ることがあります。衛生上は問題はありません。気になる場合はお湯で薄めた食酢で拭き取れます。ヤニは木材特有の脂分で、そのヤニ(脂)には
抗菌作用のあるヒノキチオール成分が含まれています。

ひのきのまないたは使いやすく、見た目も美しいキッチンアイテムですが、適度な手入れと注意は必要です。これらのポイントを守ることで、長寿命で衛生的なまな板として楽しむことができます。あなたも素敵なキッチンで桧のまな板ライフ楽しんでください。後ろにいる、お子さんたちの心地よい思い出になるかもですね。

『台所から、とんとんとんと懐かしい音が響く、ひのきのまないた~』

💡ここで、まな板に向いている木の種類もご紹介しましょう。

まな板に使用される木の種類はさまざまあり、人気ランキングは地域や好みによって異なることがあります。以下は一般的に人気のあるまな板の木の種類の一部です。ただし、どの木材が最適かは個人の好みと使用目的によって異なります。

ひのき(檜): 前述の通り、ひのきは抗菌性があるため、衛生的な選択肢とされています。柔らかい木材で、刃物へのやさしさがあります。

メイプル(楓): メイプルは硬くて耐久性があり、均一な木目が特徴です。料理の準備に非常に適しており、刃物への優しさもあります。

オーク(樫): オークは非常に堅く、耐久性が高い木材です。耐水性があるため、湿った環境での使用にも適しています。

チェリー(桜): チェリーは美しい赤みのある木目があり、見た目が魅力的です。耐久性は高く、魚や肉を切るのに適しています。

ウォールナット(クルミ): ウォールナットは暗い木目と高級感があり、キッチンにエレガントな雰囲気をもたらします。刃物への優しさも高いです。

竹: 竹まな板は軽量で耐久性があり、環境にも優しい選択肢です。竹は速く成長するため、サステナビリティに配慮した選択とされています。

カエデ(楓): カエデはメイプルと似た特性を持ち、美しい木目と耐久性を兼ね備えています。

まな板の選択は個人の好みと使用目的によります。刃物への影響、耐久性、見た目、抗菌性などの要因を考慮して、自分に最適な木材を選ぶことが大切です。また、まな板の手入れとメンテナンスも長寿命のために重要です。


 

では、よくある質問を、AI&人で回答をまとめてみました。

Q:ひばとひのきのどちらのまな板がよいですか?

A:ひばとひのきはともに木材でできた素材で、まな板として使われることがあります。どちらがよいかは、好みや用途によりますが…

  1. ひば(檜)まな板:
    • ひばは抗菌作用があり、優れた耐久性があります。
    • 防腐効果があり、抗菌性が高いため、食材の衛生面で優れています。
    • 重いものを切るときにも比較的優れた耐久性を発揮します。
  2. ひのきまな板:上記を簡単にまとめると、
    • ひのきも耐久性があり、刃物を優しく扱います。
    • ひばに比べて軽いことがあり、取り扱いがしやすいとされます。
    • ひのきの香りが料理に移り、いくつかの料理で好まれます。

どちらがよいかは、個人の好みや使用する料理の種類にも異なります。抗菌性が重要であれば、ひばが適しています。一方で、軽さや香りを重視する場合は、ひのきが良いでしょう。

Q:まな板は何の木が最適ですか?

A:ヒノキ製まな板は、適度な油分を含み、乾燥に強く、抗菌作用も優れています。傷ができても削り取ることで蘇り、長期間にわたって使用できます。削ることにより寿命が延びるため、厚手のまな板を選ぶことをおすすめします。木製まな板は弾力があり、包丁の刃を傷ませにくい特性があります。

また、キーワード「まな板 木種 最適」で検索した結果、最適なまな板の木種として一般的にヒノキが推奨されています。ヒノキ製まな板は、その適度な油分や乾燥に強い特性、抗菌作用の優れた効果が評価されています。また、傷ができても削り取ることで蘇り、寿命が長く、厚手のまな板を選ぶことがおすすめされています。木製まな板はその弾力があり、包丁の刃を傷ませにくい特性があります。これらの理由から、ヒノキ製まな板がSEO対応の観点からも最適であると言えます。

Q:カビが生えにくい木のまな板とは?

A:カビが生えにくい木のまな板としては、やはりヒノキや檜(ひのき)が一般的に選ばれます。これらの木材には抗菌・抗カビ効果があり、適度な樹脂や油分が含まれているため、まな板の表面が不活性化され、カビの繁殖を防ぐことが期待されます。特にヒノキはその抗菌・防カビ効果が高く、また香りも特徴的です。

選ぶ際には、木材の品質や製造方法も重要です。まな板は使用後適切に手入れされることが重要で、乾燥させたり、こまめに洗浄したりすることもカビ対策に効果的です。

Q:まな板の最高峰は何ですか?

A:まな板の最高峰とされるものはとても主観的であり、使用者の好みやニーズによっても異なってきますよね。
一般的に高い評価を得ている木材や素材はいくつかあります。海外の木もとても優れたまな板があります。John Boosのまないた|ブースはアメリカのまな板メーカーで、硬質なメイプルウッドを使用した高品質なまな板が評価されています。特に厚手のボードが丈夫で長持ちするとされています。


epicureanのまないた|エピキュリアンはアメリカのキッチンツールメーカー・エピキュリアン社のつくった、天然木の繊維をつかったカッティングボード。軽くて薄くて、調理中の取り回しがしやすく、本当に扱いやすいです。ですが、木製まな板としては異例の合成素材を使用した製品で、木繊維と樹脂を組み合わせています。非常に耐久性があり、衛生的な選択肢として評価されています。


HINOKIのまないた|そして、高級なヒノキまないた日本の伝統的なまな板素材であるヒノキも、高品質で高価なものがあります。特に節のない部分を厳選して使ったり、特殊な製法で作られたものが高級とされています。他にも、たくさんの種類のまな板があります。まな板の最高峰を選ぶ際には、用途や好みによって選ぶことが重要です。重厚感のあるもの、抗菌効果が強いもの、耐久性が高いものなど、自分の料理スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。


Q:カッティングボードとまな板の違いとは?
A:カッティングボードとまな板は似ていますが、微妙な違いがあります。通常のまな板は食材の切断や下ごしらえに使います。一方、カッティングボードは元々パンやチーズを切るためのもので、料理の盛り付けにも利用されます。材質においても、まな板は柔らかい木材ヒノキ(檜),タモ(けやき),メープル(カエデ),チェリー(桜)が主流で、カッティングボードは硬い木材(オリーブ,アカシア,オーク(ナラ)ラバーウッド)が使われることがあります。硬い木材は包丁の刃こぼれを防ぎ、特にギザギザ刃のブレッドナイフとの相性が良いと言われています。

もっとひのきのまないたのすばらしさはスタッフブログへ《《


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ひのきのまな板の使い方(おていれ)|兵庫県産木材
2023/07/13

神戸市中央区役所🌲

本日は、新しくできた、中央区文化センター(中央区役所)のエントランスのご案内です。今週この文化センターで行われた、神戸市主催のこうべ森と木のプラットフォーム設立総会に参加してきたときの写真です。さすが、日本設計さんの開発とあって、とってもスッキリした仕上がりです。昨年2022年5月竣工なのだそうですが、このエントランス部分の天井、室内の壁などの木の製材、実は宮下木材が担当させていただきました。
丹精込めて加工した製品が、このように、エントランス全体に温かみを演出し、想像以上の仕上がりとなっている事にとても感激しました。もちろんデザイナーさんたちの創造力がなす技ですが、工場で作られた製材品が、このように仕上がっている事に誇りを感じた瞬間でした。

1階受付カウンター↓↓


1階ホワイエ↓↓


拡大↓↓


1階エレベーターホール


また、コチラ↓↓は宮下木材の制作ではありませんが、シンプルで、とてもかわいいネームプレートだったので、思わずパチリ📸です。

名称 : 神戸市中央区役所・中央区文化センター
建築主 : 神戸市
所在地 : 兵庫県神戸市中央区
主用途 : 区役所、集会場
竣工 : 2022年5月
延床面積  19341.11㎡
構造 : 鉄骨造 一部 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 柱頭免震
階数 : 地上12階 地下1階 塔屋1階

設計 : 神戸市建築住宅局
都市開発 : 株式会社 日本設計

関連HP
https://www.nihonsekkei.co.jp/projects/19027/
https://saitoshika-west.com/blog-entry-7644.html

2023/06/29

木材構造図から見る木の性質と建築資材との関り

木材は、その成長過程と構造によってさまざまな特性を持っています。ここでは、木造構造図にあわせて、どの部分をどのように使っているのかを説明して参ります。

 

木材の成長には年輪という特徴があります。年輪は木が一年間で作り出す細胞の層であり、春から夏に形成される明るい部分と、秋から冬に形成される暗い部分からなります。年輪の幅や色の変化から、木の成長や環境条件が分かるのです。

木の幹の中心には髄と呼ばれる柔らかい組織が存在します。髄は木の成長初期に栄養を蓄える役割を果たします。髄の周囲には他の細胞が増えていき、木の幹が形成されます。この木の幹の主要な部分を心材と呼びます。心材は辺材よりも硬く、樹液や水分を少なく含んでいます。木を支える役割を果たし、耐久性が高いため、建築部材として重要な要素となります。

一方、心材の外側には辺材が存在します。辺材は柔らかく、樹液を多く含んでいます。辺材は生きている細胞で構成されており、柔軟性があります。ただし、狂いや腐朽しやすい性質も持っています。大きな木になると辺材は少なくなり、心材との違いがわかりにくくなります。辺材は心材よりも色が淡く、白太と呼ばれています。

そして、木の外側を覆っているのが樹皮です。樹皮は木の種類によってさまざまな表情を持ち、葉と同様に木の種類の識別に役立ちます。また、樹皮は木の形成層や幹を保護する役割も担っています。さらに、樹皮は装飾や薬品、染料としても利用されることもあります。

建築部材としての木材は、その特性を活かして様々な用途に利用されます。木材は自然の温かみや美しさを持ち、環境にやさしい資源です。木材の特性には、耐久性や断熱性、強度などがありますので、これらの特性は、建築において重要な役割を果たしているのです。

木材は、その特性を考慮しながら建築部材として利用されます。例えば、心材の硬さや耐久性を活かして、柱や梁として使用されます。心材は、建築物の構造を支える役割を果たし、長期間の安定性を提供します。

また、木材の断熱性や調湿性も建築において重要です。木材は空気を含みやすく、湿度を調節する能力があります。そのため、木材を使用した壁や床は、室内の温度や湿度を調節し、快適な環境を提供する役割を果たします。

さらに、木材は加工が比較的容易であり、様々な形状やサイズに加工することができます。これにより、建築の設計において自由度が高く、デザインの可能性が広がります。

ただし、木材を建築部材として利用する際には、注意点もあります。木材は自然素材であるため、湿気や虫害、腐朽などの劣化リスクがあります。そのため、適切な保護処理や定期的なメンテナンスが必要なのです。また、建築物の安全性や耐久性を確保するために、適切な設計や施工が重要です。

 

 

以上のように、木材の成長過程や構造を理解し、建築部材としての特性を活かすことで、木材を効果的に利用した建築物を実現することができます。木材構造図は、その理解を深めるための貴重な情報源となっています。

部位別の説明

【年輪】
木が成長する際にできる細胞の層
年輪は春から夏と秋から冬にできる
年輪の幅や色の変化から木の成長や立っていた方向がわかる
木の樹齢を数えることができる

【髄】
木の幹の中心にある柔らかい組織
木の成長初期に養分を貯蔵する
周りに他の細胞が増え、幹を形成する

【心材】
髄の周りに位置し、木の主要な部分を構成する
水分や樹液を少なく含み、木を支える役割を果たす
赤身や赤太とも呼ばれ、耐久性が高く利用価値がある

【辺材】
心材の外側にあり、樹皮との間にある組織
柔らかく樹液を多く含む
生きている細胞で構成されており、柔軟性がある
木の大きさによって少なくなり、心材との違いがわかりにくくなる
辺材は白太と呼ばれ、色が淡い

【樹皮】
木の一番外側にある組織
形成層と幹を保護する
木の種類ごとに異なる表情を持ち、樹種の識別に役立つ
装飾や薬品、染料にも利用される

【背板】
製材用の木を切り取った残りの樹皮側の端材の事

関連サイト