兵庫県の木の専門店 株式会社宮下木材

製材事業部

2023/12/04

ひょうご広葉樹を使いたい!

秋も深まり、あっと言う間に冬の到来となりそうな、裏六甲の加東市でありますが、工場から神戸に抜ける六甲山は、とても綺麗な紅葉となっています。この六甲山や兵庫県の山々には、広葉樹が沢山あり、広葉樹の有効活用で、地域活性化を取り組む行政の活動も活発化しつつあります。宮下木材でも県産木材を利用して何か貢献できないかと、ひょうごの木製品マイスターに登録したりして、ものづくりを模索しています。

日本において、広葉樹は一部で加工材料として利用されつつも、一般的には針葉樹が主流。これは、木材の特性に起因しています。針葉樹は強度があり加工しやすいため、建築や家具など広く使用されています。また、日本の木工技術や文化が主に針葉樹に基づいており、伝統的な技術や職人のノウハウが蓄積されていて、さらに、日本の森林経営においても針葉樹が優先され、広葉樹の供給にはまだまだ課題があるのです。需要や好み、文化的背景が影響し、針葉樹が木材としての主力となっているわけなのですが、昨今、SDGsの概念から広葉樹も新たな利用法に対する関心が高まっており、宮下木材でも、いろいろ模索しているのです。そこで、これ。


ナラ、アカシア、クヌギの色柄違いを組み合わせて、接着したもの。工場長が、試しに作ったものなのですが、何か未来を感じる端材です( *´艸`) 宮下木材では広葉樹の利用に向けて実験を進めています。しかし、乾燥時にねじれやひび割れが発生し、長いものの製作が難しいため、細いものを組み合わせて試作品を作成したわけです。くぬぎやアカシアの柄を巧みに組み合わせており、手間はかかりますが、非常におしゃれな仕上がりとなっています。上写真のような独自のデザインが実現でき、新たな材料利用の可能性をうまれるとよいのですが…

広葉樹がものづくりに適していないとされる理由はいくつかあります。

繊維の分散と不均一性: 広葉樹の木材は通常、繊維が分散しており、繊維の方向が一様でないことがあります。これにより、木材が均一ではなく、切削や削り出しの際に不均一な反応を示すことがあります。

粘着物質の存在: 広葉樹には通常、樹脂や粘着物質が含まれています。これが木材加工工具の刃を早期に摩耗させることがあり、作業の効率を低下させる可能性があります。

乾燥の難しさ: 広葉樹の木材は、通常、適切な乾燥プロセスが必要です。適切な乾燥が行われないと、木材が割れやねじれを起こしやすくなります。

硬度の不均一性: 広葉樹の木材は種によって硬度が異なり、均一な硬度を持っているわけではありません。これが一部の用途において好ましくない結果をもたらすことがあります。

このような理由から、広葉樹よりも針葉樹の木材が選好されることがあります。針葉樹は木目が均一で、硬度が比較的一様であるため、ものづくりにおいて扱いやすいとされているのです。ただし、具体的な用途によっては、広葉樹が適していることもあります。

しかし、外国では、広葉樹を多く利用してモノづくりをしています。ここで日本との違いを考えてみました。

海外では、広葉樹を使ったものづくりが一般的に行われています。これにはいくつかの理由があります。

種類の豊富さ: 広葉樹は多くの種類が存在し、それぞれ異なる特性を持っています。一部の広葉樹は非常に硬く、美しい木目を持っており、高級家具や床材などに利用されます。例えば、オークやウォールナットなどは高品質な木材として広く利用されています。

美的な特性: 広葉樹の木材は美的な特性が高く、木目が豊かであることがあります。これが家具や内装などでの利用に適しているとされ、デザイン性が重視される分野で重宝されています。

彫刻や木工芸術: 広葉樹は彫刻や木工芸術などの手仕事に適しているとされています。そのため、木工芸や彫刻アートなど、職人技が要求される分野で頻繁に使用されます。

地域ごとの好みと需要: 木材の好みや需要は地域によって異なります。一部の地域では広葉樹が好まれ、その需要がものづくりの主流となっています。

技術の進歩: 木工加工技術や木材の乾燥技術などが進歩したことで、広葉樹の利用がより効果的に行えるようになりました。これにより、広葉樹を用いたものづくりがより効率的に行われています。

総じて、広葉樹が使われる背後にはその特性に対する需要、デザイン的な魅力、技術の進歩、地域ごとの文化的要因などが影響しているようです。

広葉樹の加工において、海外生産と日本の生産の違いはいくつかの点で見られます。

日本と海外では一般的に使用される木材の種類が異なります。例えば、日本ではヒノキやスギなどの針葉樹が一般的に使われますが、欧米ではオークやウォールナットなどの広葉樹がよく利用されます。これが、製品の特性や用途に影響を与えることがあります。また、木材の日本の木工技術は独自の発展を遂げており、伝統的な木工技術が今でも一部で重要視されています。一方で、海外では最新の木工加工技術や機械を導入し、より効率的な製造が行われています。他にも、 日本と海外では環境基準や木材認証制度が異なることがあります。海外ではFSC(森林管理協議会)などの認証が広く受け入れられ、環境に配慮した木材の使用が求められているのです。

生産コストと価格競争でも、海外生産では一般的に生産コストが低い傾向があり、これが製品価格に影響を与えます。一方で、日本の製品は高品質であり、独自の技術やデザイン性が付加価値として重視されることがありますが、価格競争で海外の製品が使われることが多かったわけです。しかし、ウッドショック以降、国産の傾向が変わりつつあるのです。

だからこそ今、真剣に広葉樹の利用方法を宮下木材は考えていきたいと考えるわけです🌞

2023/09/20

丸棒製材できますよ🌳

あたらしい刃物で、丸棒が加工できるようになりました。今のところ、R35mmです。
クローゼットの丸棒に…  手すりなどに… いかがでしょう…


杉、米松、桧、木によって仕上がりも異なりますね。


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丸棒でハンガーラック作りました。木暖簾と相性もGOOD。


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2023/08/28

ひのきのまな板の使い方(おていれ)|兵庫県産木材

桧(ひのき)のまないたの使い方(お手入れ)、注意点(デメリット)をここで、ご紹介いたします。

株式会社宮下木材では、兵庫県産木材の端材でつくったひのきのまな板の販売をしております。そこで、ひのきのまないたの使い方や、注意事項、他にはどんな素材のまな板があるのだろなど、まな板のいろいろをご紹介いたします。

ひのきのまないたの利点(メリット):

耐久性と耐水性: ひのきは非常に耐久性があり、水に強いため、長期間使えます。そのため、料理の準備やカッティングボードとしても優れています。

刃物への優しさ: ひのきのまないたは刃物に優しい素材です。その柔らかさと均一な木目のため、刃物の刃を鈍らせにくく、包丁の寿命を延ばします。

抗菌性: ひのきには天然の抗菌性があり、細菌の増殖を抑えるのに役立ちます。これは食品の安全性を保つのに役立ちます。

見た目と感触: ひのきのまないたは美しい木目と滑らかな質感を持っており、キッチンに自然な温かみを加えます。また、刃物の使い心地も良く、調理の楽しみを高めます。

ひのきのまないたの注意事項(ひのき、桧、檜のまないたデメリット):

手入れが必要: ひのきのまないたは定期的な手入れが必要です。使い終わったら、すぐに洗浄し、乾かすことが大切です。また、定期的に木製まな板用の油を塗布して保護することも忘れずに行いましょう。まな板が反った場合は、濡らしたフキンで覆い、重しをして一晩置きますと平らに戻ります。

切り傷やシミに注意: ひのきまないたは柔らかいため、切り傷やシミができやすいです。魚や肉を切るときは特に注意が必要です。シミができた場合は、重曹やレモン汁を使って取り除くことができます。

異なる食材用途の分離: 生肉、魚、野菜などの異なる食材のカットには別々のまな板を使用し、クロスコンタミネーション(交差汚染)を防ぎましょう。

長時間水に浸けない: ひのきのまないたを長時間水に浸けたり、食器洗い機で洗わないでください。これは木材を劣化させ、ひび割れや反りを引き起こす可能性があります。

ヤニが出る:ひのきですので、ヤニが出ることがあります。衛生上は問題はありません。気になる場合はお湯で薄めた食酢で拭き取れます。ヤニは木材特有の脂分で、そのヤニ(脂)には
抗菌作用のあるヒノキチオール成分が含まれています。

ひのきのまないたは使いやすく、見た目も美しいキッチンアイテムですが、適度な手入れと注意は必要です。これらのポイントを守ることで、長寿命で衛生的なまな板として楽しむことができます。あなたも素敵なキッチンで桧のまな板ライフ楽しんでください。後ろにいる、お子さんたちの心地よい思い出になるかもですね。

『台所から、とんとんとんと懐かしい音が響く、ひのきのまないた~』

💡ここで、まな板に向いている木の種類もご紹介しましょう。

まな板に使用される木の種類はさまざまあり、人気ランキングは地域や好みによって異なることがあります。以下は一般的に人気のあるまな板の木の種類の一部です。ただし、どの木材が最適かは個人の好みと使用目的によって異なります。

ひのき(檜): 前述の通り、ひのきは抗菌性があるため、衛生的な選択肢とされています。柔らかい木材で、刃物へのやさしさがあります。

メイプル(楓): メイプルは硬くて耐久性があり、均一な木目が特徴です。料理の準備に非常に適しており、刃物への優しさもあります。

オーク(樫): オークは非常に堅く、耐久性が高い木材です。耐水性があるため、湿った環境での使用にも適しています。

チェリー(桜): チェリーは美しい赤みのある木目があり、見た目が魅力的です。耐久性は高く、魚や肉を切るのに適しています。

ウォールナット(クルミ): ウォールナットは暗い木目と高級感があり、キッチンにエレガントな雰囲気をもたらします。刃物への優しさも高いです。

竹: 竹まな板は軽量で耐久性があり、環境にも優しい選択肢です。竹は速く成長するため、サステナビリティに配慮した選択とされています。

カエデ(楓): カエデはメイプルと似た特性を持ち、美しい木目と耐久性を兼ね備えています。

まな板の選択は個人の好みと使用目的によります。刃物への影響、耐久性、見た目、抗菌性などの要因を考慮して、自分に最適な木材を選ぶことが大切です。また、まな板の手入れとメンテナンスも長寿命のために重要です。


 

では、よくある質問を、AI&人で回答をまとめてみました。

Q:ひばとひのきのどちらのまな板がよいですか?

A:ひばとひのきはともに木材でできた素材で、まな板として使われることがあります。どちらがよいかは、好みや用途によりますが…

  1. ひば(檜)まな板:
    • ひばは抗菌作用があり、優れた耐久性があります。
    • 防腐効果があり、抗菌性が高いため、食材の衛生面で優れています。
    • 重いものを切るときにも比較的優れた耐久性を発揮します。
  2. ひのきまな板:上記を簡単にまとめると、
    • ひのきも耐久性があり、刃物を優しく扱います。
    • ひばに比べて軽いことがあり、取り扱いがしやすいとされます。
    • ひのきの香りが料理に移り、いくつかの料理で好まれます。

どちらがよいかは、個人の好みや使用する料理の種類にも異なります。抗菌性が重要であれば、ひばが適しています。一方で、軽さや香りを重視する場合は、ひのきが良いでしょう。

Q:まな板は何の木が最適ですか?

A:ヒノキ製まな板は、適度な油分を含み、乾燥に強く、抗菌作用も優れています。傷ができても削り取ることで蘇り、長期間にわたって使用できます。削ることにより寿命が延びるため、厚手のまな板を選ぶことをおすすめします。木製まな板は弾力があり、包丁の刃を傷ませにくい特性があります。

また、キーワード「まな板 木種 最適」で検索した結果、最適なまな板の木種として一般的にヒノキが推奨されています。ヒノキ製まな板は、その適度な油分や乾燥に強い特性、抗菌作用の優れた効果が評価されています。また、傷ができても削り取ることで蘇り、寿命が長く、厚手のまな板を選ぶことがおすすめされています。木製まな板はその弾力があり、包丁の刃を傷ませにくい特性があります。これらの理由から、ヒノキ製まな板がSEO対応の観点からも最適であると言えます。

Q:カビが生えにくい木のまな板とは?

A:カビが生えにくい木のまな板としては、やはりヒノキや檜(ひのき)が一般的に選ばれます。これらの木材には抗菌・抗カビ効果があり、適度な樹脂や油分が含まれているため、まな板の表面が不活性化され、カビの繁殖を防ぐことが期待されます。特にヒノキはその抗菌・防カビ効果が高く、また香りも特徴的です。

選ぶ際には、木材の品質や製造方法も重要です。まな板は使用後適切に手入れされることが重要で、乾燥させたり、こまめに洗浄したりすることもカビ対策に効果的です。

Q:まな板の最高峰は何ですか?

A:まな板の最高峰とされるものはとても主観的であり、使用者の好みやニーズによっても異なってきますよね。
一般的に高い評価を得ている木材や素材はいくつかあります。海外の木もとても優れたまな板があります。John Boosのまないた|ブースはアメリカのまな板メーカーで、硬質なメイプルウッドを使用した高品質なまな板が評価されています。特に厚手のボードが丈夫で長持ちするとされています。


epicureanのまないた|エピキュリアンはアメリカのキッチンツールメーカー・エピキュリアン社のつくった、天然木の繊維をつかったカッティングボード。軽くて薄くて、調理中の取り回しがしやすく、本当に扱いやすいです。ですが、木製まな板としては異例の合成素材を使用した製品で、木繊維と樹脂を組み合わせています。非常に耐久性があり、衛生的な選択肢として評価されています。


HINOKIのまないた|そして、高級なヒノキまないた日本の伝統的なまな板素材であるヒノキも、高品質で高価なものがあります。特に節のない部分を厳選して使ったり、特殊な製法で作られたものが高級とされています。他にも、たくさんの種類のまな板があります。まな板の最高峰を選ぶ際には、用途や好みによって選ぶことが重要です。重厚感のあるもの、抗菌効果が強いもの、耐久性が高いものなど、自分の料理スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。


Q:カッティングボードとまな板の違いとは?
A:カッティングボードとまな板は似ていますが、微妙な違いがあります。通常のまな板は食材の切断や下ごしらえに使います。一方、カッティングボードは元々パンやチーズを切るためのもので、料理の盛り付けにも利用されます。材質においても、まな板は柔らかい木材ヒノキ(檜),タモ(けやき),メープル(カエデ),チェリー(桜)が主流で、カッティングボードは硬い木材(オリーブ,アカシア,オーク(ナラ)ラバーウッド)が使われることがあります。硬い木材は包丁の刃こぼれを防ぎ、特にギザギザ刃のブレッドナイフとの相性が良いと言われています。

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ひのきのまな板の使い方(おていれ)|兵庫県産木材

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